スイス永住許可が発行されました

先日のスイス永住許可申請 が無事に認められて、 本日、 永住許可証を受け取りました。

申請後に追加で書類提出を求められ、 夏休みということもあり学校関連の書類入手に時間を要しましたが、 要求された書類すべてを提出してから州・連邦の双方で許可が下りるまでは数日、 それからカード型の永住許可証が作成されて村役場に届くまで一週間だったので、 実際の審査・発行に要した時間は二週間弱です。

滞在許可と永住許可の違い

スイスの滞在許可(Bパーミット)では、

  • 特定の目的のため
  • 年限を区切って
  • 指定された州での

滞在が許可されます。

私の場合は、 チューリッヒ州にある企業で働くために滞在が許可されていました。 前提条件が満たされなくなった場合、 たとえば退職した場合や社会保障が必要な状況になった場合には滞在許可が取り消され、 取り消し措置に対して抗弁する事はできません。

一方で永住許可(Cパーミット)は、 重大な犯罪などを犯して国外追放にならない限り、 無条件・無制限でスイス滞在が許可されます。

たとえば私が事故に巻き込まれて仕事ができなくなり、 社会保障に頼るような状況になった場合、 滞在許可だと家族で日本帰国を余儀なくされます。 たとえ子供はスイス育ちで日本は旅行でしか訪れたことがないとしても、 帰国して日本の学校に編入する以外の選択肢はありません。 永住権があれば、 このような状況下でもスイスに留まることが可能になります。

また退職後に資産・年金で生活する場合も滞在許可が更新される保証はありませんが、 永住権があれば確実にスイスに滞在できます。 居住地も、 チューリッヒ州から他州に変更することが可能になります。