読書記録: Hotzenplotz 3

小学３年生の子供と読んでいた大泥棒ホッツェンプロッツのシリーズ第三巻（最終巻）、 Hotzenplotz 3（原書）を読了。

一作目で逮捕され、 二作目では脱獄したものの再び監獄送りとなった大泥棒ホッツェンプロッツが、 今作ではまさかの模範囚として早期釈放されるところから話が始まります。 相変わらずのドタバタ劇や主人公の少年たちと大人の知恵比べも楽しいですが、 思い通りにならない人生の悲哀や人々の偏見なども織り込まれ、 ホッツェンプロッツの独白には胸が痛みます。

初版は１９６２年なので、 すでに５０年以上前の作品なんですね。 時代を超え、読者が年齢を重ねても色褪せない作品。

邦訳はこちら。