冬休みに向けて(その2)

先日、 スイスで今年の冬休みに適用される規則を確認したばかりですが、 状況が変わりそうです。

現在、新型コロナウイルス対策は州政府が主導しています。 しかし新規感染者が十分に減少していないため、 スイス連邦内閣から州政府に対して全国統一の規制強化の提案があったとのこと。

Einheitliche Corona-Regelungen: Diese Massnahmen schlägt der Bundesrat den Kantonen vor

規制強化案の内容

12月12日から1月20日まで。

  • レストラン、商店、市場、レジャー施設、スポーツ施設は一九時で営業終了。日曜営業中止。
  • 私的な会合は合計五名、二家族まで。クリスマスの3日間と大晦日のみ制限緩和。
  • 公開イベントは原則禁止。例外は宗教祭事、議会、無観客で実施されるオンラインイベントのみ。
  • 文化分野での活動は、学校での活動を含め中止。

レストランの業界団体からは、 19時での営業終了というのはコスト面を考えると実質的に全日閉店になり、 厳しいと反対の声。 主要政党では賛成多数で、 右派の国民党のみ反対。

またいくつかの州政府は、 連邦政府の規制強化案の公表と前後して州単位の規制を強化しています。

個人的な影響

チューリッヒ州の規制強化により、 学校の課外授業が2月のスポーツ休暇まで全面中止。 子供が午後早くに帰宅してくることになるので、 仕事に支障が出るのは避けられない。

冬休みは子供をスキーのグループレッスンに通わせるのが定番でしたが、 おそらく今年はグループレッスンは禁止になる。 プライベートレッスンも実施できるか不透明。

スキー場自体は営業する見込ですが、 レストランの入場者数が制限されるので昼食をとるのが難しくなりそう。 事前予約できるように体制が整えばいいですが、 だめならサンドイッチなどを作って持ち込みですかね。

スキー終了後に街にもどってレストランで夕食をとるのも厳しくなりそう。 19時まで営業している店があれば早めにスキーを切り上げて食事に行けば良いですが、 閉店になったら自炊しかない。 滞在先は貸別荘でキッチン付き、 近くにスーパーもあるので、 やろうと思えば可能ではあります。